工務店のブランディング会社の選び方|ロゴより先に決めること。10回の勉強会で作り、7年後も新人に引き継がれているブランドの実例【2026年版】
No.1新卒採用コンサル社数・県内内定者数 埼玉県内No.1(2026年6月期・日本マーケティングリサーチ機構調べ)
2026年6月期_埼玉県に本社がある新卒支援企業における市場調査/調査機関:日本マーケティングリサーチ機構/調査期間:2026年4月3日~2026年6月16日/調査概要:主要12社(当社調べ)を対象とした独自調査/競合選定条件:次の①及び②を満たすもの ①「埼玉県本社の新卒支援会社」上位1-100(検索エンジン:Google、抽出日2026年02月17日)のうちコーポレートサイトがあるもの ②埼玉県に本社がある新卒支援企業の利用経験者100名を対象としたアンケート結果にて、利用検討者率が5%以上のもの又は自由回答における利用検討者率5%以上のもの/調査手法:公開情報および関係者へのヒアリング等を基に、累計データを比較・検証したものです。実際の数値とは異なる場合がございます。/備考:2026年6月時点/効果効能等や優位性を保証するものではございません。
ブランディング会社の選び方
ロゴを変える前に、「誰に何を約束する会社か」は決まっていますか
当社が2018年から伴走した工務店では、社長と全スタッフが10回の勉強会でブランドを作り、7年後の今も新しい社員に引き継がれています。その実例をもとに、依頼先の選び方をまとめました。
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この記事の結論
工務店のブランディング会社を選ぶときは、ロゴやデザインの制作物ではなく、社員が同じ言葉でお客様に伝えられる状態をつくれるかで比べてください。ブランドは、ホームページ・チラシ・電話・接客・現場・引き渡しといった接点の積み重ねで伝わります。当社が伴走した工務店では、社長と全スタッフが参加する勉強会を2018年8月から2019年6月まで全10回行い、約束・らしさ・ペルソナ・メッセージを決めました。このブランドは7年後の2026年にも、新しく入った社員向けの勉強会で引き継がれています。
本記事でわかること
- ブランディングの成果物は、ロゴより先に「誰に何を約束するか」の言葉
- 見え方(サイト・チラシ)と動き方(接客・現場)の両方をそろえないと、お客様の体験は変わらない
- 社長だけで決めず、社員が参加して作ると、社内に根づきやすい
- 問い合わせの多くは社名を知っている人から来る(社名検索が中央値69.5%・67サイト)
- 依頼先には、社員が入れ替わっても続く仕組みまで作れるかを確認する
📑 Contents
工務店のブランディングは、デザインの話ではない
工務店のブランディングを外に頼むとき、最初に出てくる成果物はロゴやホームページのデザインであることが多いです。もちろん見た目は大事ですが、それだけでは価格以外の理由で選ばれるようにはなりません。
お客様がブランドを感じるのは、ホームページやチラシだけではありません。問い合わせの電話の受け答え、見学会での接客、打ち合わせの進め方、現場の片付け、引き渡しの日の言葉。こうした接点の一つひとつが積み重なって、「この会社らしさ」として記憶されます。
ですから工務店のブランディングは、見え方をそろえる仕事であると同時に、社員の動き方をそろえる仕事でもあります。依頼先を選ぶときは、デザインの実績だけでなく、社内の動き方まで扱えるかを確かめてください。

お客様がブランドを感じる接点の例
- 広告・チラシ・ホームページ・SNS
- 電話やメールの受け答え
- 見学会・ショールームでの接客
- 打ち合わせ・現場・引き渡し
ブランディングで整えるもの
| 見え方 | 動き方 | |
|---|---|---|
| 対象 | ホームページ・チラシ・SNS・広告 | 電話・接客・打ち合わせ・現場・引き渡し |
| 成果物の例 | 世界観・表現の統一ルール | 業務の流れ・チェックシート・接客の基準 |
| 整わないと起きること | 媒体ごとに印象がばらばら | 担当者によって伝え方がばらばら |
※ 当社の整理です。
実例:社長と全スタッフで、10回の勉強会からブランドを作った
当社が伴走した工務店(以下、B社)の例を紹介します。B社では2018年8月から2019年6月まで、社長と全スタッフが参加するブランドづくりの勉強会を全10回行いました。
勉強会では、付箋を使って一人ひとりが意見を出す形で進めました。回ごとに決めたのは、お客様への「約束」、自社の「らしさ」、いま抱えている課題、どんなお客様に選ばれたいかという「ペルソナ」、そして社外に伝える「メッセージ」です。
ここで大事なのは、社長が一人で決めた言葉を配るのではなく、社員が自分たちで言葉を出して決めたことです。自分で出した言葉は、接客の場面でも自分の言葉として話しやすくなります。
B社の勉強会で決めたもの
- お客様への約束
- 自社らしさ
- いま抱えている課題
- 選ばれたいお客様像(ペルソナ)
- 社外に伝えるメッセージ
7年後も、新しく入った社員に引き継がれている
ブランディングでよくある失敗は、作ったときの熱量が、社員の入れ替わりとともに薄れていくことです。ガイドラインを作っても、新しく入った社員がそれを知らなければ、接点の一つひとつは元に戻ります。
B社では、ブランドを作ってから7年後の2026年春に、新しく入った社員向けのブランディング勉強会を行いました。なぜこの理念なのか、どうやって決めたのかを、先輩社員が説明しました。
依頼先を選ぶときは、ガイドラインを納品して終わりなのか、社内に根づかせる仕組みまで作るのかを確認してください。工務店は社員数が多くないぶん、一人の入れ替わりがお客様の体験に与える影響が大きいからです。
ブランドは、社名で検索される数に表れる
ブランディングの成果は数字で測りにくいと言われますが、手がかりになる数字はあります。
当社が集計した67サイトのサーチコンソールでは、検索からのクリックのうち社名での検索が中央値69.5%でした。当社が関わる125サイトでも、トップページから入った人の問い合わせ率は1.18%で、ブログから入った人(0.03%)を大きく上回っていました(社名検索の割合)。
問い合わせの多くは、すでに社名を知っている人から来ています。ブランディングの目的を「社名を覚えてもらい、指名で探してもらうこと」と置けば、社名での検索数、紹介やOBからの反響の比率、値引きの頻度などを、成果を見る数字として使えます。
ブランディングの成果を見る数字の例
- 社名での検索数(サーチコンソール)
- 紹介・OB経由の反響の比率
- 値引きの頻度や金額
- 採用の応募で「理念に共感した」という声の数
ブランディング会社に確認したいこと
ブランディング会社を選ぶときに、打ち合わせで確認したい項目です。
打ち合わせで聞くこと
- 1. 進め方 ── 社長へのヒアリングだけで作りますか。社員は参加しますか
- 2. 成果物 ── ロゴやデザインのほかに、接客や業務の進め方まで扱いますか
- 3. 浸透 ── ガイドラインを社内に根づかせるところまで支援しますか
- 4. 引き継ぎ ── 社員が入れ替わったとき、どうやって新しい人に伝えますか
- 5. 測り方 ── 成果を何の数字で確かめますか
採用にも効くブランディング
工務店のブランディングは、集客だけでなく採用にも効きます。大工・現場監督・設計の採用は多くの工務店で課題になっていますが、求職者も、お客様と同じように「この会社らしさ」を見て応募先を選んでいます。
お客様に向けた約束と、社員に向けた約束がそろっている会社は、求人票や採用サイトでも同じ言葉で語れます。集客と採用を別々の会社に頼むと、この言葉がずれることがあります。両方を同じ軸で考えられる依頼先かどうかも、選ぶときの視点の一つです(住宅・工務店の採用ブランディング)。
よくある質問
Q. 工務店のブランディングは何から始めれば良いですか?
A. ロゴやデザインより先に、「誰に、何を約束する会社か」を言葉にすることから始めます。社員が参加して決めると、社内に根づきやすくなります。
Q. ブランディングと広告は、どちらを先にやるべきですか?
A. 何を伝えるかが決まっていない状態で広告を出すと、表現がぶれて費用が伸びにくくなります。ただし急ぎの集客課題があるなら、並行して進める方法もあります。
Q. ブランディングにはどのくらいの期間がかかりますか?
A. 範囲によって変わります。当社が伴走したB社では、社長と全スタッフでの勉強会を約10か月・全10回行いました。
Q. 小さな工務店でもブランディングは必要ですか?
A. 社員が少ないほど、一人ひとりの接客がそのままブランドになります。規模が小さいほど、言葉をそろえる効果は大きいと考えています。
この記事の数字について
B社の事例は当社が伴走した1社の取り組みです。社名検索の割合(67サイト)は各サイトの上位1,000件の検索キーワードが対象で、社名の割合は高めに出ている可能性があります。
まとめ
- 工務店のブランディングは、見え方(デザイン)と動き方(接客・現場)の両方をそろえる仕事
- ロゴより先に「誰に何を約束する会社か」を言葉にする
- 当社が伴走したB社は、社長と全スタッフで全10回の勉強会を行い、7年後も新人に引き継いでいる
- 成果は社名での検索数・紹介の比率・値引きの頻度で見る
- 依頼先には、社内に根づかせる仕組みまで作れるかを確認する
ブランディング会社は、作ったものの美しさではなく、社員が同じ言葉で語れる状態をつくれるかで選んでください。
著者:株式会社シンミドウ 住宅・工務店支援チーム(監修:取締役 武田純吾)
株式会社シンミドウ(2008年設立・埼玉県さいたま市)は、工務店・住宅会社の集客と採用を支援しています。ホームページ制作、Meta広告・Google広告の運用、ブランドづくり、集客の設計と予算管理を、埼玉県内に限らず全国の住宅会社様とオンラインで進めています。本記事の数値は、当社が分析・運用に関わる工務店・住宅会社125サイトのGA4(2025年9月〜2026年8月)、67サイトのサーチコンソール、および月次レポートを提供している注文住宅会社1社(2026年1月1日〜9月12日・反響301件)の集計値です。社名・地域・個別の数値は公開していません。
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