125サイトの独自集計

御社のサイトは、この基準の上にいますか、下にいますか

本記事は、全国の工務店・住宅会社125サイトのGA4データを当社が独自に集計したものです。御社のサイトを同じ物差しで測る簡易診断を、無料でお受けしています。

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この記事の結論

施工事例ページは、工務店サイトの閲覧の12.7%を占め、トップページに次いで2番目に見られています。一方、施工事例から入った人の問い合わせ率は0.11%と低めでした。施工事例は「最初に入って問い合わせるページ」ではなく、候補に入れた会社を比べるために何度も見返すページです。契約者の閲覧は中央値で83ページでした。

本記事でわかること

  • 施工事例は閲覧の12.7%(中央値)。トップ22.7%に次いで2番目
  • 入口としては4.7%。施工事例から入った人の問い合わせ率は0.11%
  • 契約者の閲覧は中央値83ページ・17回(住宅会社1社の追跡)
  • 施工事例には坪数・価格帯・家族構成など「比べるための情報」を載せる
  • 事例ごとに、見学会・個別相談など次の行動への導線を置く

施工事例は2番目に見られているページ

全国の工務店・住宅会社125サイトのGA4データ(2025年9月〜2026年8月)で、ページの種類ごとの閲覧の割合を集計しました。サイトごとの中央値で、トップページが22.7%、施工事例が12.7%、会社案内・スタッフが10.0%、ブログ・コラムが8.7%でした。

施工事例は、トップページに次いで2番目に見られているページです。家を建てる人にとって、その会社が実際にどんな家を建ててきたかは、何より知りたい情報だということが分かります。

施工事例は2番目に見られているページ

ところが、施工事例から入った人の問い合わせ率は0.11%

一方で、施工事例のページを最初に開いた人(入口にした人)の問い合わせ率は、サイトごとの中央値で0.11%でした。トップページから入った人の1.18%、イベント・見学会のページから入った人の0.73%と比べると、かなり低い数字です。

施工事例のページには、画像検索やSNSなどから「素敵な家の写真」を探している人も入ってくると考えられ、その人たちは必ずしもその会社で建てたいと思っているわけではありません。見られてはいるけれど、そこから問い合わせにはつながりにくいのです。

ところが、施工事例から入った人の問い合わせ率は0.11%

契約者の閲覧は83ページ|施工事例は「比べる」ためのページ

では施工事例は問い合わせに役立っていないのでしょうか。別のデータが答えをくれます。

当社が月次の分析レポートをお届けしている注文住宅会社1社で、問い合わせた人の閲覧行動を契約まで追いかけたところ、契約した人は、問い合わせ後に記録された閲覧が中央値で83ページ、17回ありました。商談止まりの人は12ページ・7回です。

83ページもの閲覧には、施工事例や会社案内を何度も見返す行動が含まれていると考えられます。施工事例は、最初の入口ではなく、候補に入れた会社を比べるために繰り返し見られるページなのです。問い合わせの直接の入口としての数字が低くても、契約を決める段階で効いています。

契約者の閲覧行動は契約者はサイトを何ページ見ていたかで詳しく紹介しています。

比べられる施工事例にするための5つの情報

施工事例が「比べるためのページ」だとすれば、載せるべき情報も見えてきます。写真だけでは、見る人は自分の家づくりと比べられません。

家づくりを検討している人が比べたいのは、自分と同じくらいの条件の家がいくらで、どんな暮らしになっているかです。延床面積、おおよその価格帯、家族構成、土地の条件、こだわった点。この5つがあるだけで、施工事例は「きれいな写真集」から「比べられる資料」に変わります。

施工事例に載せたい情報

  • 延床面積・間取り(例:32坪・4LDK・平屋)
  • おおよその価格帯(例:2,500万〜3,000万円台)
  • 家族構成と暮らし方(例:共働き・子ども2人)
  • 土地の条件(例:旗竿地・狭小地・郊外の広い土地)
  • 施主がこだわった点と、会社が提案した点

施工事例の最後に「次の行動」を置く

施工事例を何度も見ている人は、契約に近い人です。その人が問い合わせに進めるよう、事例ごとに次の行動への導線を置きます。

おすすめは、その事例に近い家を実際に見られる機会を案内することです。完成見学会やOB宅の見学会、モデルハウスの来場予約。125サイトの集計で、イベント・見学会のページの問い合わせ率は0.73%と高く、住宅会社1社の追跡ではモデルハウス予約の契約率が14.3%でした。施工事例で気持ちが動いた人を、実際の家を見る機会へ運ぶ。それが施工事例ページの最後の仕事です。

まとめ

  • 施工事例は閲覧の12.7%を占め、トップページに次いで2番目に見られている
  • 施工事例から入った人の問い合わせ率は0.11%と低い
  • 契約者の閲覧は中央値83ページ・17回。施工事例は比べるために見返されるページと考えられる
  • 延床面積・価格帯・家族構成・土地の条件・こだわりを載せる
  • 事例ごとに見学会・来場予約への導線を置く

施工事例の成果は、事例から直接来た問い合わせの数では測れません。契約する人が何度も見返すページとして、比べるための情報と、次の行動への導線がそろっているかを見直してみてください。

著者:株式会社シンミドウ 住宅・工務店支援チーム

株式会社シンミドウ(2008年設立・埼玉県さいたま市)は、全国の工務店・住宅会社の集客と採用を支援しています。本記事の数値は、当社が分析・運用に関わっている全国の工務店・住宅会社のうち、2025年9月〜2026年8月の12か月に年3,000訪問以上あった125サイトのGoogleアナリティクス4(GA4)データを当社が独自に集計したものです。同じ会社の重複サイトは除き、社名・地域・個別の数値は一切公開していません。数値はとくに断りがない限り、サイトごとの値の中央値です。

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