工務店のブログ・コラムから問い合わせは来るのか|125サイトの集計でブログ入口の問い合わせ率は0.03%
No.1新卒採用コンサル社数・県内内定者数 埼玉県内No.1(2026年6月期・日本マーケティングリサーチ機構調べ)
2026年6月期_埼玉県に本社がある新卒支援企業における市場調査/調査機関:日本マーケティングリサーチ機構/調査期間:2026年4月3日~2026年6月16日/調査概要:主要12社(当社調べ)を対象とした独自調査/競合選定条件:次の①及び②を満たすもの ①「埼玉県本社の新卒支援会社」上位1-100(検索エンジン:Google、抽出日2026年02月17日)のうちコーポレートサイトがあるもの ②埼玉県に本社がある新卒支援企業の利用経験者100名を対象としたアンケート結果にて、利用検討者率が5%以上のもの又は自由回答における利用検討者率5%以上のもの/調査手法:公開情報および関係者へのヒアリング等を基に、累計データを比較・検証したものです。実際の数値とは異なる場合がございます。/備考:2026年6月時点/効果効能等や優位性を保証するものではございません。
125サイトの独自集計
御社のサイトは、この基準の上にいますか、下にいますか
本記事は、全国の工務店・住宅会社125サイトのGA4データを当社が独自に集計したものです。御社のサイトを同じ物差しで測る簡易診断を、無料でお受けしています。
サービス詳細:工務店・住宅会社向けの支援一覧
この記事の結論
ブログ・コラムは工務店サイトの入口の15%を占める大きな入口ですが、そこから入った人の問い合わせ率は0.03%でした。トップページから入った人(1.18%)の約40分の1です。ブログは問い合わせを直接生む場所ではなく、社名を知ってもらい、検索やAIに見つけてもらう場所として設計すべきです。
本記事でわかること
- ブログ・コラム・お知らせは入口の15.3%。トップページ(37.7%)に次ぐ2番目の入口
- ブログから入った人の問い合わせ率は0.03%(54サイトの中央値)
- トップ1.18%・イベント0.73%・施工事例0.11%と比べても、最も低い
- ブログの役割は、認知の獲得と、見学会・施工事例への橋渡し
- 記事ごとに「次に読むページ」を1つ決めて置くことが効く
📑 Contents
ブログは2番目に大きい入口、でも問い合わせ率は0.03%
全国の工務店・住宅会社125サイトのGA4データ(2025年9月〜2026年8月)で、訪問者が最初に開いたページの種類を集計すると、トップページが37.7%で最多、次がブログ・コラム・お知らせで15.3%でした。施工事例(4.7%)やイベント(5.2%)より、はるかに多くの人がブログから入ってきます。
ところが、ブログから入った人のうち問い合わせ・資料請求・来場予約に至った割合は、サイトごとの中央値で0.03%でした。1万人がブログから入って、問い合わせは3人です。トップページから入った人の1.18%と比べると、約40分の1です。

入口ページの種類ごとの割合と問い合わせ率(125サイト)
| 入口ページ | 入口に占める割合 | 問い合わせ率 |
|---|---|---|
| トップページ | 37.7% | 1.18% |
| ブログ・コラム・お知らせ | 15.3% | 0.03% |
| 会社案内・スタッフ | 8.3% | 0.36% |
| イベント・見学会 | 5.2% | 0.73% |
| 施工事例 | 4.7% | 0.11% |
| モデルハウス・展示場 | 1.9% | 0.33% |
※ 入口に占める割合は125サイトの平均。問い合わせ率は、その入口の訪問が年300以上あるサイトの中央値です。
なぜブログから入った人は問い合わせないのか
理由は、ブログを読みに来る人の段階にあります。
「平屋 間取り 30坪」「断熱等級 違い」「住宅ローン 変動 固定」のような検索で記事にたどり着く人の多くは、まだどの会社で建てるかを考える段階にいません。家づくりの情報を集めている途中で、その会社のことは知らないまま記事を読み、答えが分かれば閉じて帰ります。
対してトップページから入る人は、社名で検索したり、ブックマークから戻ってきたりした人が中心です。すでにその会社を候補に入れているので、問い合わせに進む割合が高くなります。
正直に書くと、当社のこのコラムも例外ではありません。当社サイトのGA4(2026年6月22日〜9月21日)でも、工務店向けのノウハウ記事から入った訪問からの問い合わせはほぼ0件で、問い合わせにつながっていたのはセミナーの告知ページでした。

検索キーワードで見ると|社名以外の検索の半分は会社選びと関係ない話題
サーチコンソールの67サイトの集計でも、同じ傾向が見えます。社名以外の検索からのクリックを内容で分けると、サイトごとの構成比の平均で約52%は、家づくりや会社選びに直接つながらない一般的な情報検索でした。3Dプリンターの住宅といった話題や、掃除・家電の使い方など、ブログの記事が検索で読まれていても、読んでいる人は家を建てる会社を探しているとは限りません。
一方で、「地域名+注文住宅」「地域名+工務店」のような、会社選びに直結する検索からのクリックは約9%でした。記事を書くときは、読まれる数よりも、読んだ人が会社選びの段階に近いかどうかを意識したいところです。

それでもブログを書く理由|検索とAIに見つけてもらう
ブログから直接の問い合わせが少ないからといって、ブログが無駄なわけではありません。役割が違うのです。
1つ目は認知です。まだ会社を探していない人に、社名を一度見てもらう。その人が半年後に家づくりを具体的に考え始めたとき、社名で検索して戻ってくる可能性があります。
2つ目はAI検索です。ChatGPTやGeminiなどのAIは、質問に答えるときにWebの記事を参照します。流入元を確認できた123サイトのうち120サイトに、すでにAI経由の訪問がありました。地域名や具体的な数字の入った記事は、AIの回答で引用される材料になります。
3つ目は信頼の裏付けです。家づくりを具体的に検討している人は、候補の会社のサイトを何度も見に来ます。その時に、考え方や知識が読める記事があることは、比較の材料になります。
ブログを問い合わせにつなげる設計
ブログの役割を「問い合わせの前の段階」と割り切ったうえで、次のページへの橋渡しを設計します。
ポイントは、記事ごとに「次に読んでほしいページ」を1つだけ決めることです。平屋の記事なら平屋の施工事例へ、断熱の記事なら性能のページや完成見学会へ、資金計画の記事なら個別相談へ。記事の最後にありきたりな「お問い合わせはこちら」を置くより、内容に続くページを1つ案内するほうが、読者は次に進みます。
125サイトの集計では、イベント・見学会のページから入った人の問い合わせ率は0.73%と高い数字でした。ブログから見学会のページへ人を流せれば、問い合わせの確率は大きく変わります。
記事の最後に置く「次の1ページ」の例
- 間取り・平屋の記事 → 同じ条件の施工事例(坪数・価格帯つき)
- 断熱・性能の記事 → 性能の説明ページ、完成見学会の予約
- 資金計画・ローンの記事 → 個別相談会の予約
- 土地探しの記事 → 土地情報、土地探しからの相談
ブログの成果はどう測るか
ブログを問い合わせの件数だけで評価すると、ほとんどの記事が「成果ゼロ」になります。次の3つで見るのがおすすめです。
1つ目は、ブログから次のページ(施工事例・見学会など)に進んだ割合。2つ目は、ブログを読んだ人がその後に戻ってきて問い合わせたか。GA4の探索レポートで、ブログを見たユーザーの後の行動を追えます。3つ目は、社名での検索回数の推移。Googleサーチコンソールで確認できます。
工務店のSEOの考え方は工務店ホームページ集客完全ガイドでも整理しています。
まとめ
- ブログ・コラムは入口の15.3%を占める2番目の入口
- ブログから入った人の問い合わせ率は0.03%。トップページの約40分の1
- ブログを読みに来る人の多くは、まだ会社を選ぶ段階にいない
- ブログの役割は認知・AI検索・信頼の裏付け。問い合わせは次のページで取る
- 記事ごとに「次に読むページ」を1つ決め、成果は回遊と社名検索で測る
ブログは、問い合わせの手前にいる人と出会う場所です。問い合わせの件数で評価してやめてしまう前に、読んだ人を施工事例や見学会へ運ぶ設計になっているかを見直してみてください。
著者:株式会社シンミドウ 住宅・工務店支援チーム
株式会社シンミドウ(2008年設立・埼玉県さいたま市)は、全国の工務店・住宅会社の集客と採用を支援しています。本記事の数値は、当社が分析・運用に関わる全国の工務店・住宅会社の、GA4(125サイト)とGoogleサーチコンソール(67サイト)の2025年9月〜2026年8月のデータを当社が独自に集計したものです。社名・地域・個別の数値は一切公開していません。
この連載の記事
御社のサイトを、125サイトの物差しで測ってみませんか
問い合わせ率・流入経路・入口ページ別の成果を、本記事と同じ基準で比べる簡易診断を無料でお渡しします。毎月の分析レポート付きのホームページ保守「シンミドウAI保守」(月額30,000円〜・税別)もご用意しています。県外の住宅会社様にもオンラインで対応しています。(分析と改善提案のサービスで、問い合わせの増加を保証するものではありません)