125サイトの独自集計

御社のサイトは、この基準の上にいますか、下にいますか

本記事は、全国の工務店・住宅会社125サイトのGA4データを当社が独自に集計したものです。御社のサイトを同じ物差しで測る簡易診断を、無料でお受けしています。

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この記事の結論

全国の工務店・住宅会社125サイトの集計では、SNS広告から来た人の問い合わせ率は0.04%で、自然検索(0.56%)の約14分の1でした。住宅会社1社の追跡でも、Meta広告からの反響の契約率は2.3%で自然検索(6.0%)の半分以下。SNS広告は「今すぐ建てたい人」を集める手段ではなく、まだ探していない人に社名を覚えてもらう手段として評価すべきです。

本記事でわかること

  • 125サイトの経路別問い合わせ率:ダイレクト1.44%・自然検索0.56%・検索広告0.41%・SNS広告0.04%
  • 1社の追跡:Meta広告の反響131件→契約3件(2.3%)、自然検索の反響83件→契約5件(6.0%)
  • 1契約あたりの広告費は Google 広告 約71万円、Meta 広告 約761万円
  • SNS広告の成果は「問い合わせ」ではなく、指名検索や再訪(ダイレクト)の増加で見る

125サイトの集計|SNS広告の問い合わせ率は0.04%

全国の工務店・住宅会社125サイトのGA4データ(2025年9月〜2026年8月)で、流入経路ごとの問い合わせ率を出しました。問い合わせ・資料請求・来場予約などの完了数を、その経路の訪問数で割った値の、サイトごとの中央値です。

結果は、ダイレクト1.44%、他サイトからのリンク1.02%、自然検索0.56%、検索広告0.41%。これに対してSNS広告は0.04%、ディスプレイ広告は0.05%でした。SNS広告から来た1万人のうち、問い合わせるのは4人程度という計算です。

同じ広告でも、検索広告(0.41%)とSNS広告(0.04%)では10倍の開きがあります。検索広告は「工務店 地域名」のように自分で探している人に出るのに対し、SNS広告はタイムラインを眺めている人に出る。来る人の温度がそもそも違います。

125サイトの集計|SNS広告の問い合わせ率は0.04%

流入経路別の問い合わせ率(125サイト・サイトごとの中央値)

流入経路 問い合わせ率 SNS広告との比
ダイレクト 1.44% 約36倍
他サイトからのリンク 1.02% 約26倍
自然検索 0.56% 約14倍
SNS(広告以外) 0.42% 約11倍
検索広告 0.41% 約10倍
ディスプレイ広告 0.05% 約1.3倍
SNS広告 0.04% ―

※ その経路の訪問が年500以上あるサイトの中央値。SNS広告は42サイト、自然検索は65サイトが対象です。

1社の追跡データ|Meta広告の反響は多いが、契約率は2.3%

問い合わせのその先、契約まで追いかけたデータもあります。当社が月次の分析レポートをお届けしている注文住宅会社1社の、2026年1月〜9月12日の反響301件です。

Meta広告(Instagram・Facebook)からの反響は131件で全体の44%と最大でしたが、契約は3件、契約率は2.3%でした。自然検索からの反響は83件で、契約は5件(6.0%)。広告全体(165件・契約5件)と同じ契約数を、自然検索は半分の反響で出しています。

閲覧行動から出した見込みスコアの平均も、Meta広告からの反響は14点で、全経路の中でもっとも低い数字でした。反響は取れているのに、サイトはほとんど見られていない、ということです。

1社の追跡データ|Meta広告の反響は多いが、契約率は2.3%

1契約あたりの広告費は約10.8倍の差

同じ1社で、1契約あたりの広告費を比べると、Google広告が約71万円、Meta広告が約761万円でした。約10.8倍です。

反響1件あたりの費用で比べると、この会社ではMeta広告が約15.4万円、Google広告が約6.2万円で、差は約2.5倍でした。それが契約1件あたりでは約10.8倍に広がります。反響の件数や反響単価だけを見ていると、この差の大きさは見えません。契約まで追いかけて初めて、どこにお金を寄せるべきかが分かります。

なお、この会社では7月以降の広告費が分析ツールに入力されておらず、1契約あたりの広告費は1〜6月の入力分をもとにしています。

それでもSNS広告をやる意味|「社名を覚えてもらう」費用として見る

では、SNS広告はやめるべきでしょうか。当社の答えは「評価の仕方を変える」です。

125サイトの集計で、問い合わせ率がいちばん高かったのはダイレクト(1.44%)でした。ダイレクトには、一度サイトを見た人がブックマークや社名の入力で戻ってくる訪問が多く含まれます。別の記事で紹介しているとおり、住宅会社1社の検索からの申込は88%が社名での検索でした。

つまり問い合わせは、多くの場合「社名を知っている人」から来ます。SNS広告は、その社名を知ってもらう入口として働いている可能性があります。その効果はSNS広告から直接の問い合わせには現れず、数週間〜数か月後の社名検索や再訪に現れると考えられます。

SNS広告の評価に使う指標

  • 社名での検索回数の推移(Googleサーチコンソールで確認できる)
  • ダイレクト・自然検索からの訪問と問い合わせの推移
  • 反響1件あたりではなく、契約1件あたりの広告費
  • SNS広告経由の反響が、どの入口(見学会・資料請求など)から来ているか

明日からできること

まず、広告の目標を「反響の件数」だけにしないことです。反響の件数を目標にすると、SNS広告のように単価の安い反響を集める方向に予算が流れます。

次に、反響を記録するときにどの経路から来たかを必ず残し、契約まで追いかけます。表計算ソフトで十分です。3か月もすれば、経路ごとの契約率の違いが見えてきます。

そして、SNS広告と検索広告を別々に評価します。検索広告は問い合わせ・契約で、SNS広告は社名検索や再訪の増加で見る。役割の違う2つを、同じ物差しで比べないことが大切です。Google広告の運用については工務店がGoogle広告で問い合わせを増やす方法もあわせてご覧ください。

まとめ

  • 125サイトの集計で、SNS広告の問い合わせ率は0.04%、自然検索は0.56%
  • 1社の追跡では、Meta広告の反響の契約率は2.3%、自然検索は6.0%
  • 1契約あたりの広告費は Google 広告 約71万円、Meta 広告 約761万円
  • SNS広告は、社名検索や再訪の増加という「後から効く」成果で評価する

SNS広告と検索は、集めている人の温度が違います。同じ「問い合わせ」という物差しで比べると、SNS広告はどうしても不利になります。役割を分けて評価し、契約まで追いかける。それが広告費の使い道を決める一番の近道です。

著者:株式会社シンミドウ 住宅・工務店支援チーム

株式会社シンミドウ(2008年設立・埼玉県さいたま市)は、全国の工務店・住宅会社の集客と採用を支援しています。本記事の数値は、当社が分析・運用に関わっている全国の工務店・住宅会社のうち、2025年9月〜2026年8月の12か月に年3,000訪問以上あった125サイトのGoogleアナリティクス4(GA4)データを当社が独自に集計したものです。同じ会社の重複サイトは除き、社名・地域・個別の数値は一切公開していません。数値はとくに断りがない限り、サイトごとの値の中央値です。

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