コンサルの種類一覧|大きく4つのカテゴリに分かれる

コンサルティング(コンサル)とは、企業の経営課題に対して専門的な分析・提言・支援を行うサービスです。コンサルの種類は非常に多く、大きく「経営戦略系」「機能系」「業種特化系」「規模特化系」の4つのカテゴリに分類されます。

**コンサルの種類一覧(13種類)**

【経営戦略系】
1. 戦略コンサルティング
2. M&A・PMIコンサルティング
3. 事業再生コンサルティング

【機能系】
4. ITコンサルティング
5. 財務・会計コンサルティング
6. 人事・組織コンサルティング
7. マーケティングコンサルティング
8. 採用コンサルティング
9. 法務・コンプライアンスコンサルティング

【業種特化系】
10. 医療・介護コンサルティング
11. 不動産コンサルティング
12. 製造業コンサルティング

【規模特化系】
13. 中小企業・ベンチャーコンサルティング

**どのコンサルを選べばいいか**
答えは「自社の課題が何か」によって決まります。「売上が伸びない」なら戦略・マーケティング系、「採用がうまくいかない」なら採用コンサル、「システムを刷新したい」ならITコンサル、「財務が不安定」なら財務コンサルが適切です。

経営戦略系コンサル|最上位の経営課題を扱う

経営戦略系コンサルは、企業の最も根本的な経営課題(市場戦略・事業ポートフォリオ・中長期計画)を扱います。

**① 戦略コンサルティング**
対象課題:新規事業開発・市場参入戦略・競合分析・中期経営計画策定
代表的な会社:マッキンゼー・BCG・ベイン・A.T.カーニー・Roland Berger
費用目安:月額100〜500万円以上(大手の場合)
特徴:経営者・役員レベルの課題を扱い、プロジェクト単位での契約が多い。提言書(レポート)の作成が成果物の中心。

**② M&A・PMIコンサルティング**
対象課題:企業買収・合併・売却・買収後の統合マネジメント(PMI)
代表的な会社:デロイト・PwC・KPMG・EY(BIG4)
費用目安:成功報酬型または月額50〜200万円
特徴:会計・法務・税務の専門家チームが横断的に関与。

**③ 事業再生コンサルティング**
対象課題:経営危機・債務超過・事業縮小・倒産回避
費用目安:月額30〜100万円
特徴:金融機関・弁護士と連携しながら、迅速な経営再建を支援。緊急性が高い案件が多い。

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機能系コンサル|特定の経営機能に特化した専門家

機能系コンサルは、マーケティング・人事・IT・財務など特定の経営機能に特化した専門性を持ちます。

**④ ITコンサルティング**
対象課題:DX推進・基幹システム刷新・クラウド移行・サイバーセキュリティ
代表的な会社:アクセンチュア・野村総合研究所・伊藤忠テクノソリューションズ
費用目安:月額50〜300万円
特徴:技術選定から要件定義・プロジェクト管理まで対応。近年はAI・クラウド活用の案件が急増。

**⑤ 財務・会計コンサルティング**
対象課題:資金調達・キャッシュフロー改善・管理会計導入・IPO準備
費用目安:月額20〜100万円
特徴:CFO機能の外部提供(CFOアドバイザリー)として活用するケースも増えている。

**⑥ 人事・組織コンサルティング**
対象課題:組織設計・評価制度構築・人材育成・エンゲージメント向上
費用目安:月額20〜80万円
特徴:HRテックの導入支援・データ活用による人事改革まで範囲が広がっている。

**⑦ マーケティングコンサルティング**
対象課題:集客戦略・ブランディング・デジタルマーケティング・広告ROI改善
費用目安:月額10〜50万円
特徴:SEO・Web広告・SNS・CRM(顧客管理)など、デジタル領域に強い会社が増加。

**⑧ 採用コンサルティング**
対象課題:採用戦略策定・採用ブランディング・採用サイト制作・採用広告運用
費用目安:月額10〜50万円 または 成功報酬型(採用1人あたり50〜200万円)
特徴:人手不足・採用難が続くなか、採用コンサルへの需要は急増。特に中小企業からの依頼が多い。

業種特化・規模特化コンサル|自社に最も近い専門家を選ぶ

業種や企業規模に特化したコンサルは、業界固有の課題・規制・慣習を熟知しているため、汎用的な大手コンサルよりも実践的な支援が期待できます。

**⑨〜⑫ 業種特化コンサル**

**医療・介護コンサルティング**
対象:病院経営・クリニック開業・介護施設運営
特徴:医療法・介護保険制度の専門知識が必須。経営改善・診療報酬対応まで扱う。

**不動産コンサルティング**
対象:不動産投資・資産活用・開発プロジェクト
特徴:宅建士・不動産鑑定士などの資格保有者が多い。

**製造業コンサルティング**
対象:生産性向上・品質管理・サプライチェーン最適化・工場自動化
特徴:現場改善(カイゼン)・IE(インダストリアルエンジニアリング)の知識が強みになる。

**⑬ 中小企業・ベンチャーコンサルティング**
大手コンサルは中小企業には費用・規模ともに合わないことが多いです。中小企業診断士・地域に根ざした経営コンサルタント・スタートアップ支援に特化したコンサルが対応します。

費用目安:月額5〜30万円
特徴:現場に近い実行支援・社長との1対1の伴走型支援が多い。補助金申請サポートも対応することが多い。

**中小企業が利用できる公的支援**
– 中小企業診断士(国家資格保有者)への相談
– 商工会議所・よろず支援拠点(無料相談)
– 中小企業庁・経済産業省の補助金(IT導入補助金・事業再構築補助金等)活用

a person sitting at a table with a laptop

コンサルタントの選び方|失敗しない5つのポイント

コンサルタント選びで失敗する企業の多くは「有名ブランドだから」「安かったから」という基準で選んでいます。コンサルは「自社の課題に対して実績があるか」で選ぶことが最も重要です。

**ポイント①:課題の種類でコンサルの種類を絞る**
前述の13種類の中から、自社の最重要課題に対応するカテゴリのコンサルを選ぶ。複数課題がある場合は「最も緊急性の高い課題」を起点に絞る。

**ポイント②:同業種・同規模の支援実績を確認する**
「大企業向けの戦略コンサル」が中小企業の採用課題を解決できるとは限りません。自社と近い業種・規模の支援実績を必ず確認する。

**ポイント③:「提言」と「実行支援」どちらが必要かを明確にする**
一部のコンサルは「分析・提言書の作成」までで実行は自社任せです。実行まで伴走してほしい場合は、「実行支援型」のコンサルを選ぶ必要があります。

**ポイント④:担当者を事前に確認する**
コンサル会社と契約しても、実際に担当するのはジュニアコンサルタントというケースも多いです。提案書を持ってくる人と実際の担当者が同じかを事前に確認する。

**ポイント⑤:費用対効果とKPIを事前に設定する**
コンサルフィーが高くても、それ以上の成果(売上増・コスト削減・採用成功)が出れば投資対効果は高い。費用と期待成果・KPI(何をもって成功とするか)を契約前に合意しておく。

まとめ|コンサルの種類は「自社の課題」から逆引きして選ぶ

コンサルタントは「有名な会社」「安い会社」ではなく、「自社の課題を解決できる実績がある会社」を選ぶことが最も重要です。

**コンサルの種類まとめ**
– 経営戦略系(3種):市場戦略・M&A・事業再生
– 機能系(6種):IT・財務・人事・マーケ・採用・法務
– 業種特化(3種):医療・不動産・製造業
– 規模特化(1種):中小企業・ベンチャー向け

**選び方の原則**
1. 「どんな課題か」でコンサルの種類を絞る
2. 同業種・同規模の実績を確認する
3. 「提言型」か「実行支援型」かを明確にする
4. 担当者・費用・KPIを事前に合意する

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